1998年12月27日(日)
パプアニューギニア 3日目(ポートモレスピー)


   このあやしげな国の生活にもようやく慣れて来ました。 今夜はジェームズの家に泊めてもらうことになっているので、まず、ジェームズの家の方に移動しました。 家の周辺には相変わらずたくさんの人が集まっていました。 どこに行こうかと相談をしていると、ジェームズの父親(?)が日曜礼拝があるので一緒にどうだ、と言います。
教会 ゴスペルにノリノリだ
僕は特に宗教があるわけではないので、教会には行ったことはありませんでした。 パプアニューギニアの教会はどんな感じだろう、という興味もあって参加することにしました。 彼についていくと、広場のような所があって、その入り口には「Lotu」と書かれています。 lotuはトクピシンで教会です。 なんと、教会は屋外にあるのです。 小さな野外音楽堂みたいなところに屋根を付けてイスをおいたようなイメージです。

 前ではオルガンの代わりに、バンドの生演奏です。 バンドの演奏はあまり上手ではありません。(^^; 神父さんの話にみんな熱心に聞き入っています。 しばらくすると、遠い日本からお客さんが来た、ということでみんなの前に紹介されました。 びっくりしました。(^^; そういえば、入り口で名前を聞かれました。 そういうことだったのですね。

 神父さんの話しぶりは、もう、まるで、俳優です。 感情たっぷりに全身で表現しながら話をします。 途中でバンドの歌が始まると、礼拝に来た人たちも立ち上がって歌うは、踊り出すはの大騒ぎです。 なんとなく、厳かな雰囲気を想像していたひらちゃんには驚きでした。 約3時間程度の儀式でした。
エラビーチで海水浴

 教会が終わると、ジェームズ達とエラビーチに泳ぎに行くことになりました。 トクピシンでは waswasというふうに表現していました。 waswasは風呂に入るという意味で使います。 彼らにとっては海は体を洗いに行くところなのでしょうか。 海にはラジカセを肩に担いで持っていきました。 なかなかおしゃれです。 海には、近所の女の人たちも来ていました。 土日になると、たくさんの人が泳ぎに来るようです。 2, 3人のオーストラリア人も見かけました。 彼らはオーストラリア人は嫌いだが、日本人は好きだ、と言っていました。 なぜかというと、オーストラリア人はいつまでも白いけど、日本人は黒くなるからだそうです。
エラビーチの近くの海。
水上住宅も見える

 帰りには市場にぶらぶら寄りました。 家で夕食をごちそうしてもらいました。 ご飯と缶詰を混ぜたものです。 その後、近所の人たちといろいろ話をしました。 1週間ほどクンディアワの方に行くと言うと、「たった一週間か」と言われました。 うちの会社もそれくらいは言って欲しいものです。 みなさん一週間後にまた来るといいよ、と言ってくれました。 パプアニューギニアの人はみんな人がいいです。 女性の一人が今度来るときまでにビルム(ハイランド地方の人が持っているかばん)を作っておいてくれると言ってくれました。 ほんと、いい人達です。 クンディアワの空港を降りてからバス停までの地図も書いてくれました。 この近所の人たちは、たまたまみんなその地方の出身だったのです。

 その夜は、マイケルの家に泊めてもらいました。 おやすみなさい。

 後日談: ある方からメールで指摘を受けました。水上生活の家屋からは生活排水が垂れ流されていて、このビーチで日本人が泳ぐとB型肝炎とかになるのでふつうは泳がないそうです。 ちなみに、ひらちゃんは、A型だったかB型だったかの肝炎の予防接種してました。 だから無事だったのかもですね。 よい子はまねしないようにしましょう・・・。


前のページ up戻る 次のページ

homeひらちゃんのホーム email:yo@hirano.cc

email:yo@hirano.cc